【書評】 『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大にする』

書評

著者の紹介

著者のグレッグ・マキューンさんは、シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEOです。

2012年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」にも選出されました。

以前紹介した『エッセンシャル思考』の著者であり、本書はその続編となります。

一言で言うとどんな本?

「なるべく頑張らずに成果を出す方法を教えてくれる本」です。

「頑張らずに成果を出すことなんて、可能なのか!?」

そう思った方も多いでしょう。

頑張っているのに全然仕事が進まないとき、大事なのはもっと頑張ることではありません。

やり方を変えることなのです。

本書では、頑張らないで成果を出す方法である「エフォートレス思考」を学ぶことができます。

以下でその内容を見ていきましょう。

エフォートレス思考の3STEPを身につける

エフォートレス思考は、次の3つのSTEPに分かれています。

STEP1:エフォートレスな精神を身につける

エフォートレス思考の大前提として、頭の中をクリアにする必要があります。

仕事や人間関係などの悩み、心身の疲労がたまっている状態では何かに集中することなどできません。

そのような頭の中のゴミを除いて余裕のある状態になることがスタートラインとなります。

STEP2:エフォートレスな行動を知る

仕事に追われる最大の原因は、仕事をシンプルに考えられていないことです。

そのため、STEP2では、やるべきことをなるべくシンプルに、簡単にやり遂げる方法を身につけます。

STEP3:エフォートレスの仕組み化をする

エフォートレスな行動を知った後は、一度の行動によって自動で成果を生み出す方法を学びます。

これを知れば、少しの努力でどんどん結果がついて来るようになります。

この3STEPを身につければ、頑張らずとも最大の成果を出せるでしょう。

ここからは、各STEPの具体的な内容について、本書から1点ずつ解説していきます。

「エフォートレスな精神」:楽しくやれる方法はないか考える

多くの人は、重要な仕事を「辛くて我慢しなければいけないもの」と考えがちです。

当然ですが、楽しくないことは誰でもやりたくないですよね。

そのため、重要な仕事は後回しになりやすいし、責任感を感じると気が重くなります。

しかし、エフォートレス思考では、視点を変えて「どうやったらこれを楽しくできるだろう?」と考えてみます。

重要なことと楽しいことは両立できるというのです。

1つ例を紹介します。

ある日、本書の著者であるグレッグさんが仕事から家に帰ると、大量の着信が届いていました。

仕事終わりで疲れているのに、今から全員に電話しなきゃいけないのかと思うと気が遠くなったそうです。

しかし、さすがはグレッグさんで、「どうすれば楽しく電話できるだろう?」と発想を転換しました。

そこで思いついたのが、「ゆっくりお風呂に入りながら電話をする」というアイデアだったのです。

湯船に浸かって「いま、風呂の中から電話してるんですよ」と相手に伝えると、雰囲気も和んだそうです。

全ての返信を終えた時には、もっと電話していたいとすら感じたと言います。

このように、自分が楽しいと思うことと重要なことを組み合わせられないか、考えてみましょう。

やり方を工夫して楽しくできるようになれば、気持ちにも余裕が出てくるものです。

「エフォートレスな行動」:最初の一歩を極限まで小さくする

エフォートレス思考では、目標に向かって行動するとき、とにかく進み始めることを大切だと考えます。

大規模なプロジェクトを始める時、その先にそびえる困難を予想して怯んでしまう人は多いです。

しかし、一歩だけでも踏み出せれば、そこから前進するのは簡単になります。

これを実践するための考え方は、「最も小さい一歩目」を設定することです。

例えば、Wordで1万字のレポートを作るとき、「最も小さい一歩」は「Wordを開くこと」になります。

レポートの1行目を書くには、その前に「Wordを開く→1行目の内容を考える」という工程が必要です。

そのため、この場合に「1行目を書く」を最初の一歩とすると、遠い目標となってしまうのです。

目標が近ければ近いほど、取りかかるまでのハードルは下がります。

そのため、まずは自分が考えた目標を極限まで小さく分割できないか考えてみましょう。

「エフォートレスの仕組み化」:原理原則を学ぶ

少しの努力で最大の成果を上げるには、何度でも応用できるような知識を学ぶことが欠かせません。

例えば、テストを受ける際、答えを一夜漬けで丸暗記しても、その知識を使えるのは1度だけです。

一方、問題の解き方や公式を学べば、似た問題が出た時に応用することができます。

つまり、このような知識を知っていれば、一度の努力で何度も成果を出せるようになるのです。

この考え方は、仕事や人間関係にも応用できます。

マーケティングを学んでおけば、どの業界に行ってもお客さんのニーズに応えられます。

良いチームワークをつくる方法を知っていれば、どんなチームにいても上手くやっていけるでしょう。

このように、物事の仕組みや原理原則を優先的に学ぶようにすると、効率はどんどん上がっていきます。

この本を読んで変わったこと

・楽しくやれる方法を考えることで、より一層、重要な課題に向き合えるようになった。

・最初の一歩を小さくすることで、行動を起こすまでの面倒くささが少なくなった。

・原理原則に目を向けることで、今までより少ない労力で成果を出せることが増えてきた。

最後に

小さい努力で誰より成果を上げられれば、それに越したことはありませんよね。

今回の「エフォートレス思考」の内容が皆さんの参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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