書評 『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』

書評

著者の紹介

著者のグレッグ・マキューンさんは、シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEOです。

エッセンシャル思考の生き方とリーダーシップを広めるべく、世界中で講演や執筆活動をされています。

2012年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」にも選出されました。

一言で言うとどんな本?

「99%の無駄なことを捨てて1%の大切なことに集中するための思考法を学べる本」です。

人生を良い方向に変えたい人なら誰でも読むべき1冊となっています。

今回は、自分の時間を本当に重要なことに使うための「エッセンシャル思考」について解説していきます。

「エッセンシャル思考」とは?

ずばり、「大切なこと以外はやらない。」と考えることです。

忙しさに悩む人は、「全部大切なことだから、全部自分がやらなければならない」と思いがちです。

周りの人から頼られると断りづらく、自分がやるべきだと思ってしまいますよね。

「断ったらノリが悪いと思われる」、「人間関係にヒビが入るかも」といった不安を抱いてしまうものです。

しかし、「エッセンシャル思考」では、そのような不安は不要だといいます。

なぜなら、世の中の大半はどうでもいいことで、自分がいなくてもだいたいうまく回るからです。

自分が会社や学校を少し休んだからといって、自分が思っているほど誰も困りません。

他の誰かがそれをやるだけです。

私達は自分を過大評価しがちなので、全てを自分がやらなければいけないと思い込んでしまうのです。

そんな時には、「大切なものはほぼ無い。大切なこと以外はやらない。」と考えてみましょう。

1人で考える時間を確保する

では、自分にとって重要な1%のことを見つけるにはどうすれば良いのでしょうか?

それにはまず、じっくりと考える時間をつくることが不可欠です。

仕事に追われている時や睡眠不足の時には、何がしたいのかを深く考えることはできません。

時間、身体、精神のあらゆる面において「考える余裕」を作る必要があります。

具体的には、必要ない残業を断る、適度に体を動かす、十分な睡眠をとる、などが重要です。

こうした余裕ができて初めて、私達は、本当に重要な課題に向き合えるようになります。

「自分は何をしている時に幸せと感じるか?」「自分は何が得意か?」「世の中にどう貢献できるのか?」

余裕のない毎日を送っていては決して取り組めない問題にしっかりと対処できるようになるのです。

さらに気をつけたいのが、これらの問題は絶対に1人で考えるべきだということです。

“深い孤独がなければ、まともな作品は作れない”

本書では、画家ピカソのこの言葉が引用されています。

日常生活を送っていると、どうでもいい他人の意見が数多く飛び込んできますよね。

そんな周りからの影響を気にしていると、自分のやりたいことはどんどんできなくなってしまいます。

人間は、孤独でなければ自分の本心を知ることはできないのです。

エッセンシャル思考に必要な「遊び心」

私達は子供の頃、誰に教わらずとも遊びを心から楽しんでいました。

公園で無邪気に走り回ったり、学校の休み時間にドッジボールをしたりしたのは、良い思い出ですね。

しかし、大人になるにつれて勉強や仕事の割合が増え、「遊びはくだらない」と思うようになってしまいます。

結果ばかりを気にして、「最後に心から笑ったのはいつだろう」と思う人もいるのではないでしょうか。

一方、「エッセンシャル思考」では、遊び心を重要な要素だと考えます。

遊びには私たちの日常生活だけでなく、ビジネスにも欠かせない効果があるのです。

具体的には、遊びは以下の3つの効果を持つといいます。

・選択肢を広げてくれる

・ストレスを軽減してくれる

・脳を活性化してくれる

このようなメリットから、一流企業の中には、積極的に遊びを取り入れているところもあるそうです。

「自分は子供の頃、どんな遊びにワクワクしたか?」

「どうすれば、あの頃の楽しさをもう1度体験できるか?」

このように自問し、かつて抱いていた遊び心を思い出すことは、自分にとっての幸せにつながります。

そうしてやりたいことが具体的になればなるほど、より重要なことに集中できるでしょう。

この本を読んで変わったこと

・「大切なこと以外はやらない」と考えることで、有意義に使える時間が増えた

・1人で考える時間を意図的に増やし、物事をじっくりと考えられるようになった

・遊び心に目を向けるようになり、楽しいと感じる機会が増えた

最後に

自分にとって大切な1%のことに集中できるようになれば、人生はもっと楽しくなりますよね。

今回シェアした「エッセンシャル思考」の考え方が、皆さんの参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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